現在では、女声の低い声を言い、女声を2部に分けたときの下の声部、3部に分けたときの一番下の声部の名前ともなる。フランス語ではヴィオラを指すことがある。
どちらかといえば、年輩の人物(ラヴェル「子供と魔法」における主人公の母親、プーランク「カルメル派修道女の対話」のクロワシー修道院長など)を受け持つことが多い。尚、アルトとは、女声の声域(声種)のひとつで、コントラルトとも言う。
イタリア語の「高い」が原義で、テノールよりも高い音域を指すようになった。オペラでは、ソプラノやテノール、バリトンに比べて主役またはヒロインを演じる機会は少ない。
また、「アルトの音域の」という意味で楽器名に使われることもある。概ねアルト歌手はF3〜B5くらいの声域をもち、4声体和声や合唱ではG3〜E5くらいが用いられる。
