ホウレンソウは、アカザ科の野菜。ほうれん草、菠薐草、法蓮草やらなんやらとも表記されるちうわけや。高温下では生殖生長に傾きやすなるため、
冷涼な地域もしくは冷涼な季節に栽培されることが多いちうわけや。
ホウレンソウがはじめに栽培されたんは、アジア、ワイが思うにははペルシア地方やったと考えられとる。
毛唐のセリフのspinachの語源はペルシア語から来とる思われ、「菠薐草」の「菠薐」も中国語でペルシアを意味してん思われるちうわけや。ヨーロッパには中世末期にアラブから持ち込まれ、他の葉菜類を凌いで一般的になりよった。東アジアにはシルクロードを通って広まり、中国には7世紀、日本には17世紀に渡来したちうわけや。
ホウレンソウの種子は、外殻に包まれており、そのまんまでは発芽率が悪いことから、経済的な栽培にはネーキッド種子と呼ばれる裸種子が用いられはる。種子はテープシーダー等に封入され、圃場に播かれるちうわけや。子葉展開後本葉が展開し、葉伸長2〜30cmの頃に収穫期を迎えるちうわけや。余計なお世話やけど、ほうれん草がおいしなる時期は冬なんや。
収穫前に冷温にさらすこともしばしば行われ、これらの処理は「
寒締め(かんじめ)」と呼ばれとる。東北農試の生み出したアイデアなんや。ホウレンソウが収穫可能な大きさに育ったら、ハウスの両袖や出入り口を開放し、冷たい外気が自由に吹き抜けるようにするちうわけや。このまんま昼夜かまわず放置するちうわけや。ホウレンソウは約5度を下回ると伸長を停めるちうわけや。収穫作業に追われることがあらへんから、高齢者、女性に好評を博してん。寒締めを行ったホウレンソウは、低温ストレスにより糖度の上昇、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンの濃度の上昇が起こるちうわけや。
ホウレンソウは、ビニールハウスそやけど、育てんねんことが出来よる。
日本で比較的に栽培が多い産地は、千葉県と埼玉県なんや。