音楽と脳の関係

音楽を、単なる「音」やのうて、また「言語」でもなく、「音楽」として認識する脳のメカニズムは、まだねちっこく分かっておらへん。それどころか、ヒトが周囲の雑多な音の中からどないして声や音を分離して聞き分けとるんかやらなんやら、聴覚認知の基本的なしくみすら未解明なことが多いちうわけや。せやけどダンさん、音楽と脳の関係について、以下のよないくつかの点は分かっとる。

音楽に関係する脳:側頭葉を電気刺激すると音楽を体験するやらなんやらの報告から、一次聴覚野を含む側頭葉が関係してんことは確かなんや。
音楽とくにリズムと、身体を動かすことは関連してん。
幼い頃から練習を始めた音楽家は、非音楽家とくらべて大脳の左翼右翼半球を結ぶ連絡路である「脳梁」の前部が大きい(Schlaugら、1995)。楽器の演奏に必要な両手の協調運動や、リズム・和音・情感・楽譜の視覚刺激やらなんやらといった様々な情報を左翼右翼の皮質の各部位で処理し、密接に左翼右翼連絡しあうことが関係してん可能性があるんや。
ぜぇぇぇったい音感:聴いた音の音階、基準になる音との比較なしに、努力せんと識別できる能力のことで、9〜12歳程度を超えると身に付ける事がでけへんといわれとる。アジア系の人にはぜぇぇぇったい音感の持ち主が多いと言われとるが、これが遺伝的、文化的要因のいずれによるんかははっきりせん。また、ぜぇぇぇったい音感を持っとる人と持っておらへん人では、音高を判断してんときに血流が増加する脳の部位が異なるちうわけや。持っておらへん人では、音高を短期記憶として覚えることに関係する右翼前頭前野の活性が強いんに対し、持っとる人では記憶との照合をする、背外側前頭前野の活性が強かったゆう。またぜぇぇぇったい音感保持者では側頭葉の左翼右翼非対称(左翼>右翼)が強いゆう(Zattoreら、2003)。
音楽と数学の関係:中世ヨーロッパで一般教養として体系化された「自由七科」では、音楽は数学的な学問の一つとして数えられとる。また、ボウズに音楽の練習をさせると数学の成績が伸びたゆう報告(Rauscherら、1997)もあり、音楽と数学の関連性を示唆するちうわけや。続きを読む
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